週刊 いのちの道(2)

ユダヤの王ヘロデの時に、アビヤの組の者でザカリヤという祭司がいた。
彼の妻はアロンの子孫で、名をエリサベツといった。
ふたりとも、神の御前に正しく、主のすべての戒めと定めを
落度なく踏み行なっていた。
エリサベツは不妊の女だったので、彼らには子がなく、
ふたりとももう年をとっていた。
さて、ザカリヤは、自分の組が当番で、神の御前に祭司の務めをしていたが、
祭司職の習慣によって、くじを引いたところ、
主の神殿に入って香をたくことになった。
彼が香をたく間、大ぜいの民はみな、外で祈っていた。
ところが、主の使いが彼に現われて、香壇の右に立った。
これを見たザカリヤは不安を覚え、恐怖に襲われたが、御使いは彼に言った。
「こわがることはない。ザカリヤ。あなたの願いが聞かれたのです。
あなたの妻エリサベツは男の子を産みます。名をヨハネとつけなさい。
その子はあなたにとって喜びとなり楽しみとなり、
多くの人もその誕生を喜びます。
彼は主の御前にすぐれた者となるからです。彼は、ぶどう酒も強い酒も飲まず、
まだ母の胎内にあるときから聖霊に満たされ、
そしてイスラエルの多くの子らを、彼らの神である主に立ち返らせます。
彼こそ、エリヤの霊と力で主の前ぶれをし、
父たちの心を子どもたちに向けさせ、逆らう者を義人の心に立ち戻らせ、
こうして、整えられた民を主のために用意するのです。」

(ルカ1章5節~17節)

ヘロデは、紀元前37~04年まで在位したユダヤの王でした。
この時代にイエスの前触れとして、バプテスマのヨハネが生まれます。
イエス誕生の半年前です。

ヨハネの両親の名は父・ザカリヤ、母エリサベツ。
二人は年寄で不妊の悩みを抱えていました。
二人とも神に忠実に仕えており、父ザカリヤは祭司でした。

ある時、ザカリヤは神殿で香をたくという任にあたりました。
祭司にとって一生に一度あるかないかの大きな任務。
ザカリヤは、神殿に一人で入り、民の代表として祈りをささげ、
外では人々が心を合わせて祈るのでした。

そんな厳粛なつとめを果たしているザカリヤの目の前に、天使が現われます。
こわがるザカリヤに、天使は「こわがらなくてよい」と優しく声をかけ、
神の御旨を告げます。
ザカリヤ夫婦にヨハネが生まれること。ヨハネは老夫婦にとって喜びとなり、
神の前に聖なる者として成長し、人々を神の前に立ち返らせること。
間もなく生まれるイエスの前ぶれとなって、罪人の心を整えること。

ヨハネはやがて成人し、悔い改めて神に立ち返るよう、人々に伝えました。
彼はイエスの前に、人々の心を整えたのでした。

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  • 著名人の聖書観

    菅野 猛(元東京大学工学部長)
     「聖書はすべて神のことばである」

    アイザック・ニュートン
    「いかなる世界の歴史におけるよりも、
    聖書の中には、よりたしかな真理がある」

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